2-4短編:スイーツ大戦
いつものように部屋のドアを開け、いつものように折り鶴に襲われました。
「ヨウコウちゃん!!!」寮の廊下に響き渡る誰かの怒鳴り声。この起床時の怒りが爆発した人はおそらく「豆乳」でしょう。
いつものように額を揉みながら手紙を広げ、いつものように読んで…いや、違う。
『裏山に奇妙な魔物が大量に現れました。よろしくお願いします。——「朝霞の魔女」』
本当にもう、全然頼りにならないですね。
ミカネを引っ張り起こし、熟睡中のキンテンが寝ているベッドの板を魔法で消してから、私たちは箒に乗り、裏山へ飛びました。
緑豊かな山々は凹凸が激しいですが、私が確認できるのは——
「あれ、なんであんなに大きな…マカロンがあるの?」
「…」ミカネは目を見開きました。「魔法の失衡現象。」
私たちが目にしたのは、「マカロン」、「チョコレート」、そして「ケーキ」たちが黒い渦を囲んで神秘的な儀式を行っている光景でした。
まさに教科書に載っているような「魔法失衡現象」ですね。
いわゆる「魔法の失衡」とは、ある地域内の魔力指数が自然の許容量を超えた状態を指します。そしてその解決方法は非常に簡単です——
私とミカネは魔杖を取り出し、渦の中にさらに魔力を注ぎ込みました。
渦の回転速度はどんどん速くなり、さらに速く、さらに速くなりました。
そして…
「ドン!!!」
渦の内部が異常に明るい閃光を放ち、急激に収縮した後、爆発しました。
せっかく洗ったばかりの、新しい、きれいな、真っ白な、着てからまだ1時間しか経っていない服が台無しです…
頭の先から足の先まで、さらには手に持っている魔杖までもが、黒く粘り気のあるチョコレートでべったりです。
ところで、ミカネはどこに?
「ミカネ?にゃあ、どこにいるの?」私はあたりを探しました。
「助けて…助けて…エモト…」巨大なマカロンが溶けたチョコレートでできた尻尾と二本の足を生やし、逆さまに木の枝にぶら下がっていました。
…
箒に乗りながら、隣で頬を膨らませて怒っている白い髪の先端がクリームで白く染まり、髪の先端とは異なるピンク色の瞳を持つ「檸檬」を見て、私は笑いました。
